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6時55分。

いよいよ発車の時が来た。
この日は9月2日。ダイヤが修正され、この運用で電車が走るのもあと2回だけ。


大阪市営地下鉄では一番導入が遅かった発車メロディーが鳴り、電車に入り込む。
私を入れて乗客は他に2人だけであった。

今里駅で流された「主要駅までの所要時間」

今里駅を発車すると、次は新深江駅。
千日前通の基点で、ドギーマンやコクヨの本社があるなど、千日前線の駅の中では意外と大きな位置づけである。
にも関わらず、この駅での乗降車数は0であった。この時点で6時57分。
今里筋線乗換えで早朝出勤を…というビジネスマンは居なかったようである。

その次の小路駅。近隣に近鉄布施駅があり、住宅地が広がるこの駅だが、
1人下車し1人乗車と、先ほどの新深江駅よりは多かった。

しかし、こうして目でカウント出来る程しか乗客が居ないというのは、
南巽駅への送り込みを兼ねているとはいえ、車両工事が終われば復活するのか甚だ疑問である。


次の北巽駅。ロート製薬の本社があることはあまり知られていない。
あのCMも北巽の本社で撮られたのだそうだ。

北巽駅では1人下車し、2人が乗車してきた。(写真)
総計4人で、終着駅である南巽駅へ向かうこととなった。



7時2分。
終点の南巽駅1番線に到着。折り返しの野田阪神行きになり、朝ラッシュの千日前線の一翼を担う。


初めてこの列車を見たのは2年ほど前であったが、その時も乗客はまばらであった。
25系の工事が完了し、ホームドアが取り付けられている頃には、
この列車は営業列車ではなく、回送列車になっているのかもしれない。




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